鬱病生活記
第三章 鬱病者としての日々
３．孤独に未来へ活動
８月１９日（水） １５：００頃
【良い物件見つかった！】
忙しかった５日間の最後の日、８月１８日（火）。朝、気が付いたのは、何時もより遅い９時ちょっと前。
何時もなら、７時くらいに一旦目を覚ますのだが、この日は違った。
尤も、昨晩は床に寝ずに、パソコンの画面をソファーから凝視していたものだから、そのままソファーで眠っていたのであるが。
さて、起きたら勿論、点けっ放しのノートパソコンの画面を見る。
どうやら私の予想は当たっていた様だ。思惑通りの為替の変動が起きている。
少し胸をなでおろすと、タバコを吸い、デパスを飲む。
後は、専らパソコンの画面を凝視。
そして、１０時を過ぎた頃に、不動産会社へ連絡。
どうやら、今日は営業しているようであった。
電話で色々と条件について交渉して貰う事にし、不動産会社との電話は一旦終了。
この時期、不動産関係は停滞期なので、こちらの要求を通し安いだろうと考えていた。
それからは、また、パソコン画面を凝視。
暫くすると、不動産会社から電話がきて、概ね私の要求が通る形で話が付いたとの事。
今日は、ラッキーである。
早速、この日の１８時半頃に現地で待ち合わせて、物件の内見をさせて貰う事にした。
さて、お昼頃には、既に為替の動きは安全領域に入ってきており、私もパソコン画面の凝視を止めた。
そして、昼食をとり、このごろの慌ただしい日々をこのサイトに綴ろうと考えたのである。
パソコンの画面ばかり見ていても仕方が無いから、サイト更新作業で、暇を潰そう、気を逸らそう、と思ったのだ。
為替相場が確認できる画面を表示しながら、サイト更新の作業を始めた。
しかし、その作業中、パソコンが突然落ちてしまった…。
これは、前にも起きたＣＰＵの熱暴走であろう。
前回、これが起きた時に、パソコンの外側のケースを外し、中身丸出し状態で温度が大分下がる事を確認していたので、その様な状態で使い続けていた。
しかし、その後も、何度かＣＰＵの熱暴走が起こっていたので、私は、何度目かの暴走の時に、ＣＰＵを予備の為に持っていた性能の悪い方に取り替えていたのであった。（この方が、ＣＰＵの温度が下がる。）
それ以来、この暴走は治まっていたのだが、また起きてしまった。
どうやら、元来このホームページ作成ソフトのパフォーマンスが悪い（無駄にCPUを働かせる）という条件に、リアルタイムで為替の変動をチェックするサイトを開いていた事が祟ったと見える。
仕方なしに為替の変動を見る事は止め、サイト更新作業だけに集中した。
そうしていると、時刻は１７時。
切りが良い所で、サイト更新作業を止め、テレビとノートパソコンのあるリビングに移動した。
さて、ノートパソコンで為替の変動を確認すると、丁度、２万円程度儲けているくらいの所まで動いていた。
このまま為替の変動を気にしながら物件の内見には行きたくなかったので、切りの良い所で、ＦＸを止めようと思った。
前日に、クレジットカード会社から来ていた引き落とし金額が、２万３千円ちょっとなので、２万４千円儲かるラインで自動的に決済するようにＦＸ取引を設定し、出かける支度をしていた。
結局、出かける前に、予定のラインに為替が変動したらしく、想定通りの金額を儲けて、私はＦＸから離れる事が出来た。
こんな話をすると、「そんなに予想通り行くなら、ドカンと懸けたり、ＦＸのトレーダーで生計を立てたり出来るのでは？」なんて考える人がいるかもしれない。
でも、毎日、為替をチェックしていて「今だ！」と思える時など、月に１度有るか無いかだし、その予想が当たる確率なんて、良くても７０％程度だ。３割は外れる。
だから、私にとってのＦＸなんて、ギャンブルの類と同じなのだ。そう考えた方が良い、特に今の不安定な時期は。初心者が手を出す物では無い。今は、資産運用としてＦＸを使用するには、あまりにも為替の変動が激しすぎる。外貨預金ですら、資産運用としてリスキーと言っても過言でないのに、ＦＸなら言うまでもあるまい。
仕度を終え、私は物件の内見の為、自転車で出かけた。
部屋の中を見ると、想像通りで特に問題は無かった。
不動産会社の人には、伝え忘れていた件、「NTTの光ファイバーを自室に引き込める事が絶対条件」である事を伝え、不動産会社の方でNTTの光ファイバーが引き込めるか確認してもらう事にして、「それがＯＫなら、ここにします。」と不動産会社の担当者に回答した。
次の日は、その不動産会社が休みなので、返答は、その次の日、８／２０（木）になるとの事で話が付いた。
内見を終えると、近所のスーパーで買い物をした後、マンションに戻り、食事を済ませ少し休んだ。そして、また、このサイト更新作業をしていたのである。
「光ファイバーの件は大丈夫だろう。」と予測しているので、明日の不動産会社からの返答を待ちながら、これを書いている。
ソワソワして落ち着きが無い状態にならない様に、暇つぶしに…。
<前へ> P.105 <次へ>
