第三章 鬱病者としての日々
3.孤独に未来へ活動
9月24日(木) 22:00頃
【久々のサイト更新】
約1ヶ月ぶりに、このサイトを更新することが出来た。
別に、病状が悪化して、更新が出来なかった訳ではない。
単純に忙しかっただけ。
引越し先が決まったことまでは、どうやら、このサイトに書いてあるらしい。
(久々すぎて、自分でも、どこまで書いたか、うろ覚えである。)
とにかく、私にとって、「引越し」という作業は、人一倍大変な作業であった。
ここ何週間は、それに捕らわれっ放しだったのである。
何故か、「自分の空間」を作る事には、譲歩できないところがある。
引越し先の部屋は、大幅に改造を必要とした。
勿論、賃貸物件なので、かなりの制限はあるが、出来るだけの事をし尽くした。
古いマンション(昭和47年築)の一室なので、間取りが昔風。
それでも、床がフローリングだったのには助かった。
おかげで、床前面にフロアークッションを敷く事が出来た。
そして、壁にもアレンジを施した。
収納場所は、押入れしかないのが不満で、部屋に柱を立て、ちょっとしたクローゼットを作った。押入れをクローゼット代わりにしようと思っても、丈の長い服をハンガーにかけて収めることが出来ないので、それを出来る空間を作ったのである。
そして何より大変なのが、パソコン、テレビ周りのセッティング。
結局、NTTの光ファイバーは無事(と言っても、代理店には振り回されたが)に開通出来て、インターネット、電話、テレビは、この回線から引っ張る事にした。
私には、大きく分けて二つの空間を部屋に作る必要がある。
一つは、パソコン作業の為の空間。
これは、フリーのシステムエンジニア時代から肥大化して、数台のパソコンとネットワークゾーンを必要とするもので、配線がややこしい事になっている。
それでも、殆ど引っ越し前の環境とは変える必要がなかったので、作業的には解体と復元に近かった。
こっちは、まだマシな方なのだ。
大変だったのは、もう一つの、テレビを眺めたり、ゲームをしたりと言った、遊びの空間。
今回の引越しの際、この空間に、音楽作成機器を置き、ベースを弾けるようにしたかった。
DVDを再生しながら、それに合わせてベースを弾ける、音は無線のヘッドホンとアンプ付きのスピーカーとにを切り替えて聴けるようにしたかった。
電源の、テレビ電波の、音声の、映像の、入力系統と出力系統を図に描いて、それぞれの分配器やら切替器やらコードやら、必要なものを計算した。
それぞれの空間をハード的に作るまで、一週間ずつ掛かっていた気がする。
「ハード的」と言うのは、物を配置して、配線して、簡単な動作チェックを終えるまで。
それから、「ソフト的」セッティング。
つまりは、パソコンの設定。
今回の引越しを期に、2台のパソコンを中古で買い(両方で、4万円弱。今は、パソコン安いね。)、メインにしていた1台を含め、計3台についてソフトウェアの設定をしなければならなかった。
ソフトウェアの設定と言っても、流石に、元SE。我ながら、やることが激しい。
それぞれ、OSのインストールから始まるのだ。
そして、今回の変更では、漸く、念願のPC仮想化を実現させた。
「PC仮想化」なんて言っても、専門家でなければ分からないだろう。
簡単に言えば、「OS上にOSインストールする」と言うこと。(全然、簡単に言ってないかもしれないし、これにどういう効果があるのか意味不明だと思うが、これ以上の解説は面倒なので止めます。)
PC仮想化ソフトは、現状3つある。有料のものが1つと、無料のものが2つ。
引越し前に、これらソフトの評価をして、どれが使えるかは特定していた。
本当は、DTMも仮想化環境で使いたかったが、評価した結果、CPUが付いてこないので、遊びの空間に専用PCを置く事にした。
本当は、態々、仮想化してまでやる事も無いのだが、数年前からこの分野が気になったていたので、実体験してみたかったのである。
そんなこんなで、ここの1ヶ月は、あっという間に過ぎた。
その間、示談の件がほぼ終了し、カウンセリングも進行し(更に3回ぐらい受けただろうか)、主治医との診察も2回あった。(ついでに書くと、日本の政権交代もあった。)
このサイトの主題に近い、この様な事柄について本当は書きたいのだが、このページでは止めておく。
この引越しが完了したのを期に、章を変えて、サイト更新を続ける準備がやっと整った。
なので、このページではその報告までとしたい。
(次の章の題名や方向性は、まだ考えてないが。)
今日は、早く寝ないといけない。だから、就寝前の薬も早めに飲む。
先日のシルバーウィーク時に散歩していたら、近所のビルのドアに求人の張り紙がしてあったので、今日そこに電話したら、明日の朝から面接。
勿論、ダメ元で受けに行くつもり。何せ鬱病で入院した事を言うつもりだから。
(万一、「採用」なんて事になったら、社会復帰完了として目出度くこのホームページも終わりかな?否、例え仕事に就いても、病気が治るまで書くべきか?)
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