鬱病生活記

 表紙
 目次
 はじめに
 第一章

 第二章

 第三章

 第四章

 第五章

 第六章

第三章 鬱病者としての日々

2.調停待ちの日記

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8月4日(火) 8:40頃

【早起き成功】

今日は、望み通り早起きする事が出来たので、こんな時間に、これを書いている。
昨晩は、この日記を書く前の22時頃に夜の薬を飲み、日記を書いた後、音楽作成をやったのだが、それでも午前2時半頃に、床につき眠った。
眠る時は、お気に入りの音楽を聞くようにしている。おそらくリラックスするのであろう。聴いている途中で、何時も眠りに落ちている。
7時前に起きた今日は、まず、シャワーを浴びた。その後、何時もの食事メニューの一つなのだが、パンとコーヒー牛乳を朝食として採った。
後は、何となくテレビを点け、タバコを吸いながらボーっとしていた感じった。
だらだらとテレビを見ていても、「これではまた眠くなってしまうだろう。」と思い、今、これを書いている。

と言う訳で、今朝は何の障害も無く起きられたことから察すると、昨日起きるのがままならなかったのは、「寝るのが遅い」、または、「一昨日外出した疲れが残っていた」と考えられる。恐らく、後者の影響の方が高いだろう。診察がある日で、明け方に寝て昼頃起きるような時も、昨日の様に疲労感的な物を感じる事は無かった。
そう言えば、一昨日の講演会で、「『うつ』で休職していた者が職場に復帰した時、どの程度仕事をするか(させるか)。」の目安になる物として、「疲労感」が挙げられていた。「働いている本人が、翌日に疲労感を持ち越すような感じだなら、仕事の負担を減らした方が良い。」との事だった。
私の場合、基本的に引き籠り状態で遠出の外出などあまりない事から、「講演会に行く事」すら可也の重荷と感じる様になっているのかも知れない。『生活習慣病』も重なっている事から、まずは、ここら辺の基本的生活リズムの改善と、適度な運動が、リハビリとして適切なのだろう。「生活リズムの改善」の方は、何とかなりそうだが、「運動」については、何をしたら良いのかさっぱり見当がつかない。何処かをぶらぶら散歩するだけでも良いのだろうが、外に出るのが億劫になっている自分にとって、結構、気合いの必要な事だ。
まあ、今は「生活リズムの改善」だけを考えよう。


ここ数日、パソコンが不調だったり、用事があったり、疲労感があったりで、昨晩暫くぶりに音楽作成を行ったのだが、今作成中の曲は自分でも「あまり気に入らない、駄作だな。」と感じていたのに、昨晩久しぶりに聴いた時は、「まあ、それなりに出来てるな。」と、ちょっと好感触を得た。夜の薬を飲んで気が楽になっていたからかもしれないが、何か妙な感覚だ。これまで曲作りをしている中で、作成中にその作品に対して、自分の評価が変わる事は無かったので。

これからまた音楽作成を行う。とりあえず、午前中一杯は、これで時間を潰したいと考えて。


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