第四章 社会復帰への階段
2.思想
10月25日(日) 16:00頃
【「生きる」指標(第一回)】
人が「生きる」と言う事は、大きく分け次の段階を踏んでいくものと、私は仮定する。
1.己が他と異なり、独立した存在と自覚する。
2.己が他に与える影響が如何に小さなものか認識する。
3.己が抱える理想に忠実に行動する。
とりあえず、あえて漠然と、上記のように記す。
私の中では、更に詳細に段階や区分の構成を想定しているのだが、論理的に緻密に矛盾が生じないように説明するには、かなりの文章量を必要とするであろうし、今の私にはその能力が無い。
実際、詳細な区分けをするにあたって、私の中で様々な課題が噴出してきている。
つまり、まだ、私の中で解決している問題では無いのだが、まず、大きな線引きをしなければ、骨ぐみを始めなければ、議論が収束しないので、忘れないうちに記したい。
国家の法律で例えれば、上記は、憲法レベルと言ったところだ。
これから暫く、私は、これに自問自答し、回答を求め学習する。
また、上記は、「段階」と言い表したが、1から3までを一通りするだけではなく、恐らく、「生きる」事の意味としては、『1→2→3→2→3→2→3→…』と言った具合に、ループを繰り返すものであろうし、もしかすれば、その順番も同じではないのかもしれない。
ただ、今、上記を明らかにして置く。
基底として、人は、この全ての段階を踏まなければ、「生きる」事を止められないと考える。
よって、この段階を踏まずに、「生きる」事が終わる人が居るのなら、私は、その人を「特別な存在」と扱うようにする。(法律に例えるなら、治外法権と言った感じ。)
このように定義した段階で、今、私が直面している問題は、「『己が抱える理想』が、どの段階で確立するものか?」と言う事である。
3の前に入る事は明らかだが、2と3の間に入れるべきか、1と2の間に入れるべきか、或いは、そもそも2と3が順不同ではないのか、悩む。
さて、この様に悩みつつも、今見えている論理的に不成立な状態は解消したいので、下記のように、修正する。(早速ではありますが、上記の憲法を修正。)
<「生きる」指標 2009.10.25版>
1.己が他と異なり、独立した存在と自覚する。
2.己の中に理想を確立する。
3.己が他に与える影響が如何に小さなものか認識する。
4.己が抱える理想に忠実に行動する。
(5.2の段階、または、3の段階に戻る。)
とりあえず、「生きる」事を終えられる人は、1から4の段階を、最低1順するものと私は仮定する。
なお、括弧書きで、5を記したのは、前述のループ構造を踏まえたものである。
そして、このループが含まれるのは、それぞれの段階に『深さ』と言う次元が存在し、「それぞれの段階が、一定の『深さ』に到達するまでループが続く」と、私は、定義づけようとしている最中・・・。
<前へ> P.133
<次へ>